コミュニケーション能力:余談

昨日のテレビ番組から

昨日のテレビ番組(フジテレビ『エチカの鏡』毎週日曜21:00~)で「コボちゃん作文」というものを特集していたので、ご紹介したいと思います。

コボちゃん作文とは、作文力を養う工夫として考案された方法で、簡単に言うと新聞の四コマ漫画を読んで、その内容を短い文章で表すというものです。昨日のテレビでは、考案者の工藤順一さんが出演されていました。

小学生に四コマ漫画を見せて、その内容を作文にさせるというものですが、たった四コマの内容を文章で説明するのがこんなにも大変だとは正直思いませんでした。

コボちゃん作文のポイントは、

(1.)最初の文はできるだけ短くする。
(2.)「直接話法」を「間接話法」で書く。
(3.)読点の打ち方を教える。
(4.)適切な修飾語を使う。
(5.)複雑なことは短い文章を積み上げて説明する。
(6.)対照的な構造が書ける。
(7.)落ちや面白さを抽象的に書く。
(8.)出来事や理由と結びつけて人物の気持ちを表現する。
(9.)書き上げたら推敲する。

以上に留意しながら100~150字程度の文章を仕上げます。

小さな頃から論理的な文章を書くトレーニングをしていくことで、論理の組み立て方、表現の仕方といったコミュニケーション能力が身につくのではないかと感じました。誰しも最初から複雑な内容を伝えることは出来ません。コミュニケーション能力に限らず、何事も小さなことから始めて積み重ねて行くことが大切だと思います。

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