コミュニケーション能力:余談
コミュニケーション能力~空気を読む
”コミュニケーション能力が高い”=”空気が読める”
こんな風に言われることがあります。確かに空気が読めるということは周りの雰囲気、議題の背景にある歴史やプロセスを察知する能力が高いともいえるので、コミュニケーション能力が高いということにつながるのかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか。
日本が単一民族だというと大きな誤解が生じますが、日本の社会は似たもの同士が群れ合う社会、和を尊ぶ社会だといわれます。昔から、意見の対立や衝突を避けることが優先されてきました。そういった集まりの中では、場に流れる空気を敏感に察知して上手く立ち回る人が有利だったのです。それ故、空気を読める→対立や衝突を避ける→コミュニケーション能力が高い、と考えられるようになったのではないでしょうか。
背景や行間、所謂コンテクストが似た集合の中にいるのであれば空気を読むという能力は必要でしょう。しかし、コンテクストを異にする雑多な集団の中で意見の相違を明らかにし、合意形成を図る際には空気を読む能力だけでは不十分です。
自分の意見を”言葉”によって明らかにし、相手の意見を上手く引き出し、相違を認めた上で自分を主張し、相手を尊重する意思疎通能力が求められます。当然、スキルとしては会話術、交渉術などもコミュニケーション能力には必要になります。
そうしたコミュニケーションに活用出来るのがNLP(神経言語プログラミング)です。NLPセミナーなどを利用することによって、効率的にNLPを学ぶことによってコミュニケーション能力を飛躍的に向上させることが出来ます。