コミュニケーション能力:テクニック

アサーティブ・コミュニケーション

『アサーティブ』という言葉を御存知でしょうか。
英語で”assertive”といった場合、”意見・主張のはっきりとした”とか”自己主張の強い”という形容詞になります。しかし、アサーティブ・コミュニケーションといった場合にはもう少し違った意味合いが含まれます。

[アサーティブ・コミュニケーションとは?]
人間と人間が一緒に活動する職場では、意見の違う人と協働しなければなりません。同じ職場の人、取引先の人、上司や部下、人間関係は複雑にからみ合っており、意見が全く同じだというケースの方が少ないのが当たり前です。

人と意見が衝突した場合、いくつかの対処法があります。

1.相手の意見を受け入れ、自分の意見を押し殺す
2.自分の意見を主張し、相手の意見を否定する
3.無視する
4.相手の意見を尊重し、自分の意見も主張する
などなど。

意見がぶつかった場合、攻撃的になる人も少なくありませんが、それでは人間関係が崩れてしまいかねません。そこで自分の思いを率直に伝えながら、相手の気持ちにも気を配り、人間関係を損なうことなく目的を達成するための会話術が、アサーティブ・コミュニケーションというテクニックになります。

しかし、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を主張するというのは簡単なことではありません。会話術に加えて、所作や視線の配り方、話の聞き方などいくつものポイントを押さえたコミュニケーション・スキルが必要となります。

そこでアサーティブ・コミュニケーションを学ぶコミュニケーションセミナーが人気となっているのです。

▲ このページのトップにもどる